12/30 師走の内房ツーリング

参加台数:2台 / ルート

参加メンバー (敬称略)

{ R25@SHALLOW・マジェS@氷鉋 }


2023年最後のツーリングは千葉県の内房を巡る旅。

意外にも今年はまだ千葉方面に行ってなかったので帳尻を合わせる訳ではないけれど、これまで行った事のあるスポットを繋ぐ形で組んでみました。

最初の予定では12月16日の土曜開催でしたが、諸事情で年末の30日に延期という経緯があったものの、この日の土曜日も最高気温16℃に降水確率0%という予報で絶好のツーリング日和♪

前回のツーリングではR7を使ったので今回はR25の役回り。まずは最初に組んだプラン通り、外環道経由でまだ寒い首都高川口線の川口PAに到着。

特にここでの合流者はありませんが、温かい缶コーヒーを片手に少しずつ冬の日差しが寒さを和らげて行くのを感じながら、10分程PA内を散策して次の目的地に向かいます。

川口線の本線に合流し、江北JCTを右折して五色桜大橋を渡って中央環状線に入ったら、飛鳥山トンネルを抜けて板橋JCT~熊野町JCTと辿って山手トンネルへ。

ここからは室内走行の感覚で外気から逃れて、トンネル内の暖かさに浸りながら山手トンネル出口の大井JCTまで一気に進み、トンネルを出た直後の大井JCTを横浜方面に右折。下り坂の合流レーンを下りて一旦湾岸線に合流したらその直後の大井PAに到着。

PA奥の駐輪スペースは何台かのバイクが停まっていたので、その外れにR25を停めてバイクから降りた直後に見覚えのある白いマジェスティSに乗った氷鉋君が到着。

R25の隣りにマジェSを停めると「おはようございま~す」と挨拶を交わしますが 考えてみれば9月以降、結果的に毎回欠かさず参加してくれてるのでとても有難いメンバーです。

時刻はまだ9時前。せっかくなのでPA内の休憩室の中でひと休みしてから出発しようという事になり、10分程ドリンク片手に休憩室内にある情報誌を物色しながら雑談して過ごし、再び駐輪スペースに戻ってから2台で海ほたるに向かって出発。

湾岸線に合流して羽田空港のトンネルの次に入った多摩川トンネルから川崎浮島JCTに差し掛かったら、ここからは東京湾アクアライン。

長い直進のトンネルは車の流れも断続渋滞。アクアトンネルの出口から海ほたるPAに分流する辺りでは完全に流れが止まってしまったので、最後だけすり抜けて海ほたるPAに到着。

時刻はまだ9:35。周囲には他にも多数のバイクが停まっていて、途中の渋滞にもハマったのに それでも予定より早く到着したので、PA内を散策しようと身支度を済ませたら、賑わう海ほたるPAの中に入って上のフロアに続くエスカレーターに乗ってそのまま展望デッキ側に到着。

目の前には暖かく快晴の海が広がり、スマホのカメラでズーム撮影した貨物船を撮影♪

眼下には昨年さとみんと見たカッターフェイスのモニュメントがあって、まだ近くで見た事がないと言う氷鉋君を連れてデッキの階段を下りて行くと、まずはすぐ脇にあるドッグランを撮り、今回もカッターフェイスの撮影に興じる事に。

更に川崎側の海沿いの斜面にはカモメ達が翼を休めて休憩してました♪

その後、再び展望デッキの階段を戻って今度は木更津側の展望デッキへ!

こちらはこれから向かうアクアラインの橋梁部。ついでにエスカレーターのアーチを上から撮影♪

そして立ち寄った4階のサウスキャビンには派手な「海ピアノ」が置かれてました。時刻はそろそろ10:10。次の目的地到着は11時を目指しているので、このタイミングで駐輪場に戻ると2台のバイクを始動させて海ほたるを後にします。

駐車場を木更津方面に出て、ここからはアクアラインの橋梁部。交通量はやや多めで車の流れに乗って木更津金田の料金所を通過。

更にそのまま直進して木更津JCTから館山自動車道を南下すると一気に交通量も少なくなり、今回 小排気量の2台は左車線をメインに使って鋸南保田ICを下ります。

そして鋸南保田IC前にあるT字路の信号が変わったら一旦左折して、200m先の入口を右折すると目的地の「道の駅 保田小学校」に到着!

校庭だったと思える造りの駐車場の奥には駐輪場もあったけど、既にバイクで賑わっていてほぼ満車に近い状態。

幸い駐輪場奥に何とか2台並べられるスペースがあったので、その位置に停めると屋外のスピーカーからは11時を知らせるチャイムの音♪

バイクを下りると目の前には「廃校ピッツェリア Da Pe GONZO」。ここには4年前の12月にも1度来ていて、その時はまだ購入して間もないR25と黒800さんと2台で訪ねた懐かしいお店です。

お店の外にあるメニューを見て注文を決めたら店内のレジにて代金先払いでオーダーしますが、注文したのは2人ともマルゲリータ。そして飲み物は自分だけジンジャーエールの甘口を追加注文で氷鉋君はピザのみ。

支払いを終えて店内を見回すと、空いてる席は黒板前の6人掛けテーブル席ぐらいしかなかったので、そちらに座って荷物とジャケットも一緒に置いたら教室内に置かれた石窯を撮影。

席に座ってチョークで描かれた黒板のイラストを眺めながら雑談していると、それぞれのマルゲリータピザが運ばれて来ました!

4年前に食べたマルゲリータEXとは違って表面のチーズは少なめだけど、大きさは変わらずのボリューム♪

朝から何も食べずにここまで来たので、ゆっくり味わいながら美味しく完食。

その後お店を出ると暖かい陽気の中、校内を散策します。

案内板を見ると1階は各食堂や「まちのコンシェルジュ」という案内所が建ち並び、入口には¥300~¥400のガチャコーナーがあって、室内は観光案内所のような造り。

そして奥のトイレの通路の壁には鋸南町の地図が掲示されてました。

更に2階に上がる階段にはアンティークな掛け時計が並び、「里山展望 まちの縁側」というプレート。

4年前に来た時は2階まで行かなかったので、今回は上がってみました!

すると教室の扉は使用中の札が掛けられていたので、廊下を進んで校庭側に回り込むと改装されたテラスのエリアになってました!

昔は屋外だったような造りだけど、縁側風の室内スペースになっていて、猫の写真や勉強机の展示。そして使用中で入れなかった教室の正体は「学びの宿」という宿泊施設でした!

縁側の先には鋸南町全体のジオラマとYAMAHAのピアノ♪

これで突き当たりまで散策したので引き返して窓の外の校庭を見てみると、来た時よりもバイクが増えてる…。

更に縁側を出ると校庭側の前方には(湯)の暖簾。近付いて見てみると温浴施設のようだけど、ツーリング中に湯に浸かってしまうと居眠りしそうになるのでスルーしましたが、「里の小湯」という銭湯でした。

里の小湯の先は1階に下りる階段があったので手摺り越しに下を見てみると、そこには二宮金次郎の像。

そして階段を下りてみると…ベンチの下には三毛猫♪

眠たそうな表情で横たわっていたので背中を撫でて挨拶すると、周りの来場客もカメラを構えるので後ろを向いてしまいました。

ここまでで小学校の校舎側は見たので駐輪場を通って隣りのエリアにある附属幼稚園ヘ。

今年の10月に「道の駅保田小附属ようちえん」としてグランドオープンしたエリアで4年前には無かった施設。

丸い芝生の広場の奥の建物に入ってみると、そこは千葉県にまつわる商品を扱う売店で、店内にはチーバくんにトミカに子供向けの玩具やシャツの販売コーナー。

その隣りの室内は幼稚園らしい遊戯室になっていて、天井から吊るされた遊具やハンモックまであって子供達で賑わってました♪

外のスムージーカフェの横から芝生広場に戻るとバス待合所前のベンチで休憩。

そしてまだ新しい待合所の中は控えめな照明を備えたオシャレな雰囲気になってました。

休憩を終えて駐輪場に戻ったら時刻は12:35。そろそろ次に向かうべくルートを確認しますが、距離的にも高速に乗る前に給油しておこうと近くのスタンドを検索してから道の駅保田小学校を後にします。

小学校前の県道34 長狭街道を右折して内房線の踏切を越えて渋滞の保田交差点を左折してR127に出たら、ばんやの前を通過してENEOS松井商店 勝山SSで2台とも給油。

給油を終えた2台は走って来た道を引き返し、保田小学校前を通過して鋸南保田ICから館山自動車道に乗ったら今度は木更津方面に北上を開始。

幸い道は空いていて、僅か20分で富津中央ICに到着。

ここで本来の予定では東京湾観音に直行でしたが、時間的に余裕もあるので富津中央ICから佐貫町駅前を左折して県道256経由で内房線の踏切を渡り、八幡の集落を抜けて新舞子海水浴場に到着。

ここは自分が小学校の低学年時代、毎年夏休みに亡き父の車で家族や友達と一緒に遊んだ海水浴場。

遠くの観音様が見守る中、父が使ってた別荘に泊まって海水浴やバーベキューや花火、そして東京湾観音にマザー牧場と、懐かしい思い出が詰まっている場所で、バイクに乗るようになってアクアラインが開通した後、数十年振りに単独R7で東京湾観音に訪れたのがツーリングプランに組み込む要因になりましたが、今回久々に氷鉋君と立ち寄ってみた新舞子海岸は冬とは思えない程の暖かさ♪

早速、遠くの観音様をバックにして砂浜に2台を並べて記念撮影。

そして波打ち際まで下りて昔泳いだ海を再確認。

更に、せっかく来たので別荘があった辺りを散策しに歩いてみようかという事になり、氷鉋君もノリが良く付き合ってくれ、上り坂の路地を歩いて行きます。

遠い昔の記憶で年月は過ぎたけど、その間に道は舗装されて周囲の建て替えが進んでも別荘は見つけられず、鶴峯八幡神社まで歩いた所で左側の路地を使って引き返すと、狭い路地の中に新しそうな八幡簡易郵便局

更に進むと「うみねこ」という貸し別荘。ここか?と思い、海側の芝生と垣根を見たら特徴が一致してるけど、ここまで広くなかったような…?

結局、特定には至らなかったものの今でも貸し別荘がある事は確認できたので、今回はここで新舞子海水浴場を後にします。

砂浜から2台を出発させて県道256に戻ったら、内房線の踏切を越えて再び佐貫町駅前を通過し、洗心坂のT字路を左折して山道を上り、東京湾観音に到着♪

駐車場の敷地内に入ったら、観音様をバックに撮れるいつものポジションに2台を停め、記念撮影を済ませたら受付場へ。

受付場の中は売店になっていて、お土産物が並ぶ中 ¥500の入場料を払って観音像の下へ。

浦島太郎の像を撮ってから観音様を仰ぎ見ると、青空をバックに白い観音像が映えて何度来てもその姿に圧倒されます。

初めて来た氷鉋君も喜んで撮影に興じてたけど、東京湾観音の本当の面白さは中に入ってから♪

台座の後方入口の扉から中に入ると香炉と線香が並び、以前は各階に配置されてたスタンプもこのフロアに纏められ、淡々とスタンプ捺印を進める自分の後ろで氷鉋君は無造作に鐘を鳴らしながら記帳台のノートのページを読むというお互いシュールな作業を終えたら階段を上り始めます。

中心の胎内柱の中にはそれぞれ七福神が納められ、壁には製作者の紹介やマリア観音の展示。

更に螺旋階段を上がって観音様の腰の辺りに来ると室内が広くなり、観音様の内部を上がって行きます。

そして胸の辺りに到達すると展望窓があって転落防止用の柵の下には駐車場と、右側には玉を抱く右手の指。

その他、胴体から枝分かれする形で展望スペースが空けられていて改めて無駄のない造りになっている事が解ります。

頭部の高さまで来ると観音様の鼻の穴と耳の穴を撮影。

この高さまで来るとフロアも狭くなり、更に上るには胎内柱の狭い螺旋階段と赤い梯子と2通りの経路に別れて、最上階…というより天上界に到達♪

高さ56mの展望スペースからの眺めは内房の海とバイクを停めた駐車場。

そして見上げれば頭上の避雷針。今回は頭部の天上界フロアに入った時に内側からも撮ってみました。

最後に観音像を下りる前に、この後向かう富津公園方面を撮ってから螺旋階段を下りますが、初めて来た氷鉋君の感想は「アトラクション」。

どうやら東京湾観音の魅力を体感して貰えたようで、満足しながら地上に戻って来ました。

駐車場に戻って2台を始動させて東京湾観音を後に山道を下りると、今回は途中にある観音隧道という旧道のトンネルに立ち寄ってみます。

2台をガードレール沿いに停めて落ち葉に埋もれた路地に入ると入口を塞がれた旧道のトンネル。

子供の頃、父の運転する車で東京湾観音に向かった時はこのトンネルを通って観音像に向かったという微かな記憶がありますが、いつの間にか使われなくなり、今では心霊スポットとして知られるようになってしまったけど…。

近付いてみるとトンネル上には観音隧道のプレートが残るものの、「昭和33年」の部分が何故かイタズラで「昭和58年」に上書きされてるように見えます。

そして入口を塞ぐ扉には隙間越しに反対側からの光も見えるので、スマホのレンズを合わせて内部を撮影しましたが、意外と荒れてる様子はありませんでした。

今回初めてこのトンネルの確認もできたので、撮影を終えたらR465を左折して次の目的地に向かいます。

大貫漁港の交差点を右折してR465を進み、内房線の踏切を越えて大貫駅前を通過。

更に海沿いの下州海岸を走ると、海をバックに車やバイクの記念撮影をしているグループを見掛け、そのまま富津公園の敷地内に入って最後にクランク状の右左折を終えて富津岬に続く直進路を進んだらヘアピン状の通路先の駐車場にバイクを停めて、明治百年記念展望塔に到着。

驚いた事に辺りは走り屋系のバイクが何台も停まっていて、駐車場内にはそれっぽい車も来ていました。

写真撮影の為、4年前にれいななさん達と停めたベストポジションに2台を並べたら今回もまた逆光での撮影♪

時刻は15:20。周辺の様子と案内板を撮りつつ、西陽が射し込む展望塔に上ります。

階段を上って1層ずつ上段を目指しますが、最上段まで来ると風が吹く度にゆらゆら揺れるスリリングな造り。

それでも見晴らしは良く、ここまで走って来た駐車場周辺と、海の向こうのアクアラインや対岸の横須賀方面も見渡す事ができました!

展望塔を下りて駐車場周辺を散策しながら周辺の風景を撮影したら、そろそろバイクに戻って富津公園を出発します。

直進路を進んで公園の敷地を出たら、一旦県道90経由でR16に合流。そして昨年も訪ねたやまと寿司の前を通って県道87を北上。

あとは直進して木更津金田ICからアクアラインに入ると、予想通りの渋滞が始まっていたので慎重に走りながら橋の上を進み、左前方に見える夕焼けの富士山を眺めながら海ほたるPAに到着。

誘導に従って往路とは反対側の駐輪場に2台を停めたら日が沈む前に3階の駐車場まで行って、何とか夕陽の富士山の撮影に間に合いました♪

撮影を終えたらそのままエスカレーターで5階まで行ってフードコートで夕食にします。

ここで自分はゴーゴーカレーのソーセージカレーの大盛りを。

氷鉋君は黒ちゃんぽんのセットを。

それぞれ窓際通路のテーブル席で、千葉県の魅力や次のプランの話し、バイク用品の話しをしながら完食しました。

食後に5階フロアからデッキ側に出てみると昼間と同様にエスカレーターのアーチを撮影。そして外もすっかり暗くなり、アクアラインの橋の上は車のヘッドライトが白い光の束を作ってました。

ここで帰る前にエレベーターで4階に下りたら氷鉋君が売店でお土産を物色。

選んだのは「あさりまん」でした♪

買い物を終えて駐輪場に戻ったら、R25とマジェSをそれぞれ始動させてこの日のツーリングは終了。

帰りはアクアラインのトンネルを通って川崎浮島JCTから湾岸線に入り、羽田空港を越えて大井JCTから氷鉋君はC1の都心環状線に、自分はC2の山手トンネル方向に別れる分岐点で手を振って流れ解散。日没は過ぎたものの、それぞれ19時過ぎには無事に帰路に就きました。

こうして2023年最後のツーリングは少人数で終わりましたが、4年振りに訪ねた保田小学校のリニューアルの他、懐かしい佐貫の新舞子海水浴場や観音隧道という予定外の立ち寄りも楽しめた、暖かい快晴の年末ツーリングとなりました!


結果的に2023年のDivineツーリングは図らずも月1回のペースで開催され、参加人数こそメンバー入れ替わりで2~3人でのツーリングがメインになりましたが、年明けのイチゴ狩りから久々の首都高٠橋巡りを走ったり、鍾乳洞や廃墟探索や樹海を歩いたりと、非日常を味わえたプランを出来たのが印象的でした!

後半は氷鉋君やムッシュ.Tさんも一緒にねこ巡りに癒されたツーリングも面白かったので、2024年は更に癒し系のツーリングもできればと考えてます。

そしてDivineも10年目を迎えるので、今後も走れる限りツーリングを楽しみましょう!


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