9/4 夏の北関東ツーリング

参加台数:2台 / ルート

参加メンバー (敬称略)

{ R25@SHALLOW・TDR@カレーマン }


当初の予定では8月用として用意していたこのプラン。開催予定の8月21日の数日前に参加予定メンバーに濃厚接触の疑いが出てしまった関係で、ツーリングは一旦延期。

その流れで8月21日の開催予定日は急遽下見走行としてR25で予定ルートを巡り、実際の開催を9月4日に延期して改めての開催となりました。

そして9月4日当日の朝は今回も薄曇り。いつものインカム装備でR25に乗って関越道の三芳PAに到着すると既に数台のバイクが駐輪場に停まってましたが、空いてる枠もあったのでR25を停めると5分程でTDRに乗ったカレーマンが到着。

見るとヘルメットにインカムがセットされているのに驚き、アマゾンの安売りで購入したそうで、LINE通話ならできるそう。

一旦、三芳PA内の撮影をして互いにヘルメットを装着しながらLINE通話テストをすると、案の定僅かな遅延が出て会話が被る状態。それでも全くコミュニケーションが取れないよりはいいので、走行中に必要な時だけ繋ぐ使い方なら問題なさそうです。

そうこうしている内に時刻も8時を過ぎたので、2台で三芳PAを出発。

関越道の本線に出ると薄曇りだった上空から日差しが出始めてひと安心♪そのまま2台で高坂SAに到着。

ここでも20台前後のバイクが停まっていて、駐輪場も一杯だったので更に奥のスペースに2台を停めた所、自分を含めた周囲の人達のスマホから一斉に警報音!

何事かと確認してみたら、坂戸市からの避難訓練通知でした。

訓練と判明して安心した所で、いつものようにウルトラマン自販機の撮影をしながらここで休憩。ルートを再確認したら、そろそろ高坂SAを出発します。

再び関越道の下り線を走るもここからの移動距離は長く、花園も本庄児玉も越えて藤岡JCTを左折して、上信越道に入ったら二車線の道を淡々と走り、左手に妙義山が見える辺りまで進んだ所で松井田妙義ICを下りて、県道58を右折して高速沿いの五料交差点を左折してR18へ。

のどかな一車線国道を走り、右手に並走する信越本線を見ながら進むと左側前方の「峠の釜めし おぎのや横川店」に到着。

ここでカレーマンはひと足先にTDRの給油。その間にR25を駐輪スペースに停めて、ふと向かいにある看板側の駐車場を見ると下見の時に置いてあった青いシルエイティが無い…!?

給油を終えて追い付いたカレーマンと一緒に看板の下まで行くと、ホイールを固定していたチェーンだけが虚しく残っていたので、きっとレースの為に外出したんだろうと勝手に結論付けて、取り敢えずおぎのや店内に入ります。

店内はまだ11時前という事もあってか意外と空いていて、座席も選べる状態だったので揃ってお約束の釜めしを購入♪

毎回購入するこの釜めしには山菜や鶏肉、うずらの卵も入って2人ともあっという間に美味しく完食♪

食後は売店の中を見て回りましたが、頭文字Dのキャラクター商品も並んでいて青いシルエイティのクリアファイルまで有りました。

おぎのやの外に出て出発準備をしたら今度はR25の給油を済ませて、すぐ目の前の「碓氷峠鉄道文化むら」に到着。

狭いバイク置場には既に2台を停めるスペースもなかったので、受付向かいの柵の前に駐輪。ちょうどアプトの道の起点看板の前で、この後に行く事になる めがね橋に通じる道がここから始まってます。多分徒歩でしか行けないだろうけど。

バイクを停めて身仕度を済ませたら、いよいよ鉄道文化むらに入ります。ここは2年前に入らずにスルーしてしまった場所なので、今回は最優先として設定した目的地。

受付で¥500の入園券を購入して入口ゲートへ。

すると「シンカリオン Z」というアニメの立て看板がお出迎え♪

目の前に広がる遊具の先には昭和の国鉄時代から使われていた懐かしい特急車輌の「そよかぜ」の車体が置いてありました!

遠目で見ると当時の面影もありますが、近くで見ると外側の塗装面もすっかり傷んでしまってます…。

次に見たのは鉄道展示館。屋外の検修車庫をそのまま展示スペースにしたエリアで、ここにも「そよかぜ」のヘッドマークを付けた電気機関車「EF 63」が展示されてました。

運転席にも入れるようになっていて、レバーにスイッチに多数の計器類が並んでいて、素人衆には扱えない乗り物だという事を実感。

車体の後方も見てみようと通路を進むと左下には何故かパンダカー?

浅草の花やしきにありそうな乗り物達が並んでいるのを横目に、改めて右側を見ると後方にもう1台の電気機関車「EF 62」。

こちらも運転席に入れて、「EF 63」と同様の雰囲気でしたが、車輌前方のドアの外にある補助灯?の蓋が外から開ける形状だったので、少し開けてみた所ガラスの電球が見えました。

展示館の奥の西館には使われなくなった案内板や踏切と信号機。足元の壁面にはこれまた懐かしいヘッドマークの展示♪

更にもっと旧式のアプト式鉄道「ED 42」の車輌も展示されてました。

階段で西館の2階に上がると休憩所になってますが、そこにもシンカリオン Z。

同じフロアからは先程の「ED 42」を見下ろせるようになっている他、写真やイラストの展示もありました。

鉄道展示館の見学を終えたら一旦外に出て売店前の通路から更に先にある屋外展示スペースに向かいます。柵の外の国道18号の向こうには妙義山。

そして売店の先には、2019年3月4日の火災で店舗が全焼してしまった越後屋食堂の新店舗ができてました!

火災前の旧店舗には何度か食べに行きましたが、その場所は今も更地。

新店舗はその真向かいに位置していて、国道沿いには新店舗を示す看板も出ていて下見の時にも撮影してありました。

新店舗自体は座敷席も無くなり、店主さんもご高齢のご主人ではなく若い方になってましたが、評判だった「もつ煮定食」や「肉トーフ定食」は今も続いているようでした。

こちらは釜めし食べたばかりだったので、店内には入らなかったけど。

そんな越後屋食堂の前を通って園内ミニSLの線路の向こうには屋外展示スペースがあります。

まず目に飛び込んで来たのは銀河鉄道999のヘッドマークを付けた「D 51」!

車体前方の線路の造形も離陸しそうな形状で、これにはカレーマンも感激!

この広~い屋外展示スペースには多くの車輌が収められていて一度に撮りきれるスケールではないので、歩きながら妙義山をバックに撮影するという散策になりました♪

展示スペースの外周をぐるっと歩くと園内を走る蒸気機関車「あぷとくん」の乗り場とミニSLの乗り場もあって、来園客で賑わってました。

そして最初に見た「D 51」の手前で何とか全景を撮ろうと撮影を試み、屋外展示スペースを後にします。

最後に売店前の通路を戻って立ち寄ったのは入園口から入ってすぐの鉄道資料館。

1階の入口から館内に入ると壁に掛かっていたのは昭和60年当時の特急列車のポスター♪

まだブルートレイン全盛の時代で鮮やかな特急列車のヘッドマークも並んでいて、遠い昔の記憶だけどこれと同じポスターを持ってました!

鉄道系の本を購入した時の付録だったような…?

そして1階フロア内の売店にはヘッドマークのキーホルダーやマニア受けしそうなアイテムが数多くあり、その中からヘッドマークがプリントされたメモ帳を購入してみました♪

中にもヘッドマークが配置されていて満足度は高かったです。

そして隣りはジオラマのフロア。受付で貰えるリーフレットによると、碓氷峠をイメージして組まれたらしく遠くにめがね橋も見えます。

ジオラマの下には100円玉を入れる場所が幾つかあって、その度に中の電車が1台ずつ走り始める仕組み。

自分でも¥100投じてみるとヘッドライトを点けながらボンネットタイプの特急列車が走ってくれました♪

ジオラマで遊び終えたら階段で2階へ。こちらは碓氷峠を越えたアプト式鉄道の資料展示で、当時の写真による資料や模型の展示がされていました。

2階フロアも見終わって階段で1階に戻るとガチャコーナーがある事に気付いて撮影。

やはり鉄道関係のガチャも常備してました。

これで今回最優先の目的地だった「碓氷峠鉄道文化むら」はひと通り見学できたので、大満足で外に出てバイクに戻り、次の目的地に向かって出発します。

R18を更に進むと碓氷峠と碓氷バイパスの分岐になるので、まずは左側の碓氷峠方面へ。

道幅は少しだけ狭くなり、峠道に入ってしばらく進むとレンガ造りのめがね橋前に到着。

ポールで区切られた路肩スペース内にR25とTDRを並べて撮影したら、ここから徒歩でめがね橋に向かいます。

既に何度か登ってる自分と違い、カレーマンはめがね橋に登れる事を知らなかったそうで、周囲の撮影をしながら奥にある階段を上がって行きます。

途中からキツくなったのか息が荒くなってきましたが、「俺達は筑波山を制したんだぞ~!」と無理に自分達を鼓舞してようやく橋の上へ。

呼吸を整えたらめがね橋の上から眼下の峠道を撮影して、鉄道文化むら方向にある5号トンネルに入ります。

明治時代に造られたこの薄暗いトンネルも昔は機関車が走っていたそうで、中のレンガにも歴史を感じます。

今は照明設備も整えられていて、さっき立ち寄った鉄道文化むら入口にあったアプトの道の起点看板の位置から歩いて来る事ができます。気力があれば。

そんな5号トンネルを歩いてると出口の光が見えてきたので、トンネルを出た所で一旦休憩。するとカレーマンがコンクリートで造られた排水口を発見。

トンネルに対して縦に繋がってるので、排水効率を上げる為の物かも?

休憩を終えたら5号トンネルを戻ってめがね橋を脇から撮影。このアングルからだと高低差がはっきり解ります。

更に次は向かい側にある6号トンネルを散策。こちらは5号トンネルより長い印象だったけど、内部はひんやり涼しくて内壁に設置された温度計を見ると僅か19℃しかありません♪

中を進むと5号トンネルと違って途中から国道が見えるアーチ状の枠が開けられていたり、天井にも明かり取りの穴が開けられているのが確認できました。

そして6号トンネルの向こう側も撮影したらめがね橋まで戻り、地上に下りてめがね橋を後にします。

再びバイクを始動させたらカレーマンからトイレ休憩の申し出があったので、急遽2台は少し進んだ所にある「めがね橋駐車場」に入り、トイレ休憩と飲み物を調達しがてら入口にある案内板を撮影。

こうして地図を見ると、アプトの道と碓氷峠がほぼ並行している様子が解ります。

休憩を終えて碓氷峠を更に進むと、2台は長野県へ。夏休みが終わったせいか、いつもより道が空いていて中軽井沢の交差点も待たずに右折♪

ここからはR146の軽井沢温泉やホテルの賑わうエリアを北上し、更に進むと二車線の高速コーナーエリアを抜けて、「白糸の滝」交差点に差し掛かったら右前方に続く道を進んで浅間牧場に到着。

下見の時と同様に浅間牧場茶屋の前にバイク2台を停めたら、まずは牧場入口のどうぶつ広場へ。

ここも夏休み当時程の賑わいはなく、ウサギや山羊達もまったり過ごしてる様子。

こちらの白山羊さんも下見の時はグイグイ来てたけど、この日はまったり休んでました♪

でも前回居た羊やポニー達の姿は見えず、何処か別の小屋に移動してるのかな…?

そしてその先にある浅間記念館の二輪車展示館。

以前はもっと浅間山の方にあった展示館ですが、2021年4月にこの浅間牧場に移転したそうです。

移転前の記念館にも置いてあったShellのマークが入った燃料タンクも改めて正面に設置され、撮影を終えたら早速中に入りますが、そのためにはまず向かいの売店で¥500のリストバンド型のチケットを購入して、バンドに記載された暗証番号を入力して室内に入ります。

展示館の中は以前程の広さはありませんが、移転前に見に行った時の展示車がそのまま移って来た印象。

下見の時は中に入らなかったのでカレーマンと共に今回初めて入りますが、入口から目を引く「陸王」は今も堂々と鎮座してました。

他にも浅間火山レースに出場したバイクや、今はもう無いトーハツやメグロのクラシックバイクの展示。

更に奥の展示室にはゼッケン8を付けたスズキのRGB500。

こちらは解説を読むと1980年型のレーサーで、乗っていたのはグラチアーノ・ロッシ!

昨年MotoGPを引退したヴァレンティーノ・ロッシのお父さんのマシンでした♪

更にカワサキ車にホンダ車も並び、ヤマハ車ではDT-1というバイクが展示されてました。

そしてカレーマンが注目していたのがこちらの白バイ。

手前の小さい方はNSR50をベースに造られた物だそうで、感心していた様子でした。

その他、ガラスケースの中はトロフィーやタンクエンブレムのコレクションも展示されていて、これでひと通り見学した事になりますが、以前の記念館にあった昔のバイク雑誌コーナーが無くなってしまったのが少し残念でした。

二輪車展示館を見終わって外に出ると目の前は芝生の丘。登ると一面の緑で心身共にリフレッシュ♪

…という気分になりそうなもんだけど、振り返って遠くの浅間山を見ると今回も山頂の方は雲に隠れて見えません。

しかしこの辺りの空気は東京の熱帯気候と違い、カラッと涼しく快適そのもの♪

芝生の丘を下りたら売店でソフトクリームを買う事にしました。

本当はカレーマンの為にカレー味のソフトクリームがあれば良かったんだけど、売ってたのはバニラのみ!

溶けないうちにソフトクリームで記念撮影したら、味わって戴きました♪

売店には土産物コーナーもあったので、今回はバッグに入る大きさの信州林檎パイを購入してそろそろ浅間牧場を後にします。

ここで次の目的地を一つ、ルート上に追加する事にして、榛名湖までの途中に通る「道の駅 八ッ場ふるさと館」を目指す事ななりました!

バイクの所に戻って2台を発進させたら来たときに使ったR146の続きを更に北上。

しばらくは緑に覆われた涼しい別荘地の直線が続き、途中のゴルフ練習場手前の道を右折し、ナビの通りに市街地を抜けてR145に合流。

あとはR145を進んで「道の駅 八ッ場ふるさと館」に到着。

早速2台を駐輪場に停めると、脇の歩道には「水陸両用バス ダックツアー」の赤いのぼり…?

取り敢えず売店や案内所のジオラマを見ていたらダックツアーの時刻表と懐かしいダムカードの展示。

食堂側から外に出て、以前も撮ったポイントからダム湖を撮影しがてら不動大橋まで降りて行き、湖面を見下ろすと…、水陸両用バスが水面から上がってくる所が撮影できました♪

八ッ場ダムが完成する前からこの道の駅には何度か来てましたが、水陸両用バスのツアーが始まってから来たのは今回が初めて。

6年前に湯西川ダムで水陸両用バスに乗った事はありますが、またいずれ八ッ場ダムでも乗ってみたいですね♪

貴重な撮影もできて満足した所で、そろそろツーリングを再開します。

2台を発進させて不動大橋を渡り、今度は県道375を進んで県道58を右折し、厚田交差点も右折して県道28へ。

道は市街地から峠道に変わり、快適なペースで走ったら次の目的地の榛名湖に到着。湖を左に見ながら榛名湖沿いを進んで榛名湖南駐車場へ。

まだ明るい日没前の曇り空だけど、時刻は17:10。

せっかくなので榛名湖をバックに2台を撮影。

すると駐車場の管理人さんがやって来て「そろそろ閉めますよ~」と声を掛けられたので、駐車場から退出して県道28から県道33に変わった湖沿いの道を更に渋川方面へ。

この道は「頭文字D」のアニメにも出てくる場所で、この先には2年前にも来たバトルスタート地点のマンホールがあったので、初めて来たというカレーマンを案内する為に今回もマンホール前に立ち寄ってみました♪

前日の雨で水溜まりが出来てたけど、しっかり撮影できたので、ついでに案内板と周辺の風景も眺めてみると、アニメの通り4列に配置されたガードレールからこの先の峠道方向を撮影。

背後にはオープニングテーマの最後に出てくる鉄塔らしい建物も有りましたが、木に囲まれて錆び付いていたのでよく見ないと発見できませんでした。

そしてここからは峠の下り線を走ります。ペース的にはとても攻めるような走りじゃないけど、なかなかのテクニカルコース。

名物の5連ヘアピンも通過して市街地に出て伊香保温泉の周辺も通過したらTDRだけ給油を済ませて、県道33から県道35を経由して関越道の渋川伊香保ICへ。

ここからは東京方面に向かう帰路だけど、時折雨も降り、夕方の渋滞も始まって思うように進めなくなる事もあったので、最終目的地を高坂SAから一気に三芳PAに戻るよう変更した方がいいと思い、せっかくなので走行中にカレーマンのインカムにLINE通話を開始♪

インカムが繋がり、音声の遅延はあるものの用件は伝えられたので直接三芳PAに到着。

時刻は19:10。思えばお昼前に釜めしを食べたきりソフトクリーム以外何も食べてなかったのでここで食べて帰ろうという事になり、フードコートの席を確保したら自分は「肉!よくばり丼」という牛٠豚٠鶏肉入りのメニューを。

カレーマンは親子丼を注文。

お互い空腹だった事もあり、美味しく完食♪

食後に再びバイクを始動させて関越道に出ると渋滞してた道も少しは流れるようになり、終点の練馬ICで下りたら新目白通りで流れ解散となり、この日のツーリングも無事終了。

今回は8月に行く予定だったプランをそのまま9月上旬にスライドさせた事により、 結果的に下見も含めて2度走りましたが、下見の時にしか見れなかったシルエイティや動物達もこのレポートに収められたので、無駄なく撮れ高の多い内容に出来たと思います。

これまで8年掛けて綴ったディヴァインツーリングも今回で99回目!

そして次回、節目となる100回目のツーリングは今やすっかりお馴染みの西伊豆を走りに行きます!

自分でも最も好きなエリアと内容なので何度も訪ねた場所ですが、バイクで走るのに丁度いい季節にこの100回目の西伊豆を選んだので、秋晴れのツーリングを楽しめればと思います。


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